
石造構造
Stone Structures
石積みという最古の技術を、現代の構造として再定義する。
Discipline 02
石という構造体
Mass, weight, and quiet permanence.
石造構造は、装飾ではなく構造そのものです。重力に素直に応答する石積みの原理を尊重しながら、現代の耐震技術と接合工法を組み合わせることで、伝統技術を現在の基準で成立させています。
01
Stone Bridges
石造の橋
Spanning the gorge without a single beam.
谷を渡る橋にはアーチ構造を採用し、圧縮力のみで自重と荷重を支えます。鉄骨を用いず、石が本来持つ力学的な合理性のみで架け渡された橋は、周囲の渓谷と静かに調和します。
02
Gateways
結界としての門
A threshold between forest and path.
山道の入口に置かれる石の門は、日本古来の結界の概念を建築的に翻訳したものです。訪れる人の歩みを一度止め、山への意識を切り替える——そんな小さな儀式の場をつくります。
03
Craft Detail
職人による手仕事
Every joint, cut and placed by hand.
石の目地一つひとつは、熟練した石工の手によって決められます。機械による均一な仕上げでは得られない、微細な陰影とリズムが、光の当たり方によって表情を変え続けます。
Materials
用いる石材について
Local stone, honestly used.
御影石 — Granite
高い耐久性を持ち、擁壁や基礎構造に使用。経年で艶を増します。
安山岩 — Andesite
加工しやすく、パビリオンの壁面や床材として多用しています。
凝灰岩 — Tuff
柔らかな質感を持ち、水鉢や装飾的なディテールに用いられます。